ファイナンスリース

Finance Lease

サービス概要 Summary

ファイナンスリースとは?

ご希望の物件をお客さまに代わって三菱HCキャピタル株式会社が購入し、お客さまに貸し出す賃貸借契約です。リース期間中に物件価格・金利・諸税・保険料等を含めた代金をリース料としてお支払いいただきます。

リース、レンタル、割賦の比較

リース取引 レンタル取引 割賦取引
物件の選択 お客さまが指定 レンタル物件の中からお客さまが選択 お客さまが指定
契約期間 比較的長期 比較的短期 通常5年以内
所有権 リース会社 レンタル会社 お客さま(完済時)
中途解約 できない できる できない
契約終了後 再リースまたは返却 返却 お客さまの資産
管理事務※1 リース会社 レンタル会社 お客さま

※1 管理事務:購入手続き、固定資産税の申告や納付などの事務手続き

ファイナンスリースとオペレーティングリースの違いについて

ファイナンスリース オペレーティングリース※2
定義 (1)フルペイアウト※3
(2)中途解約の禁止
左記以外のもの
期間 最短:法定耐用年数の70%(10年以上は60%) 自由な設定が可能
対象物件 動産全般 中古市場性のある特定の汎用物件
リース料総額 物件価格の110~120%程度 物件価格以下
会計基準 原則売買処理(オンバランス取引) 賃貸借処理(オフバランス取引)
税務処理 減価償却費を通じて全額損金処理可能 支払リース料を通じて全額損金処理可能

※2 三菱HCキャピタルではオフバランス要件を満たしているものと捉えておりますが、実際に会計上のオフバランス処理が認められるかどうかは、お取り組みに際して必ずお客さまの会計監査人・税理士等にご確認ください

※3 お客さまが、リース期間中に、リース会社がリース契約に要した資金(設備等の取得価額、資金コスト、固定資産税、保険料など)のほぼ全額をリース料として支払うこと

費用計上のイメージ比較

ファイナンスリースの取引の流れ

ファイナンリース・割賦・ソフトリース

所有権移転外ファイナンスリースについて

多様化するリースの契約形態の中で、最も一般的な取引形態で、多くの企業で利用されています。
中途解約はできませんが、「設備導入時に多額の資金が不要」、「事務管理の省力化」、「コストの把握が容易」などをメリットとしてご利用いただいております。

基本期間満了後のオプション

  • 再リース契約にて継続してご使用いただけます。
  • ご使用を継続されない場合はリース物件をご返却いただきます。

購入選択権付リースについて

リース満了時にお客さまがリース物件を購入できる金額を残価※4としてリース料を算出するため、通常のファイナンスリースに比べ安いリース料で物件をご利用いただけます。
リース満了時は予め設定した残価にて物件をご購入いただけます。

※4 リース期間終了時の定率法簿価が設定残価となります

基本期間満了後のオプション

  • ご契約時に設定した残価をベースに二次リース契約にて継続してご使用いただけます。二次リース料は別途算出します。
  • ご契約時に設定した残価にて物件をご購入いただけます。
  • ご使用を継続されない場合は、引き続きご利用いただけるお客さまをご紹介いただきます。

セール&リースバック(S&LB)について

お客さまが所有されている機械設備等を、三菱HCキャピタルへ一旦売却していただき、直ちにお客さまに対してその物件をリース物件としてリース契約を締結する取引です。

留意点

  • リース物件が中古資産で金融目的以外の合理的な理由※5がない場合は税務上金融処理となります。
  • 合理的な理由に該当するか否かについては、会計士・税理士等にご確認いただきますようお願いします。

※5 合理的な理由とは資産管理・事務の省略化のためにおこなわれる取引を意味します
例1) 工場または建屋内の全ての機械設備のリースバック取引
例2) 所有する自動車全てを対象としたリースバック取引

基本期間満了後のオプション

  • 再リース契約にて継続してご使用いただけます。
  • ご使用を継続されない場合はリース物件をご返却いただきます。

このようなお悩みありませんか?  Problem

  • 設備投資のための自己資金や調達方法に不安がある。
  • 設備管理に伴う事務などの管理業務が負担になっている。
  • 固定資産の資産過多を解消しB/Sをスリム化したい。
  • 自己資本比率やROAを改善したい。
経営課題 求めているもの
資金の効率的な調達・運用 予算枠の縛りがあるため、費用の平準化を図りたい
融資以外の資金調達手段を探している
設備管理事務コストの軽減 設備導入時の手続きを簡素化したい
資産の管理・廃棄に伴う煩雑な事務を簡素化したい
設備投資コスト削減 設備購入に必要な総投資額を抑えたい
生産受注期間に合わせ設備を効率的に利用したい
資産のオフバランス化(一部中小企業の場合) ROA等の経営指標を改善するため固定資産の圧縮を図りたい

ファイナンスリースのメリット Merit

課題 解決策
資金の効率的な運用・資金調達先の多様化 多額の初期投資が不要となり、資金の固定化を防ぐことができます。また他金融機関からの借入枠を温存でき、資金調達力に余裕がもてます。
物件管理事務をアウトソーシング 機械設備の購入手続き、固定資産税の申告や納付、損害保険手続きや物件の廃棄手続きなど、煩雑な事務の負担を軽減できます。
機械設備の陳腐化リスクを軽減 著しい技術革新に伴う機械設備の陳腐化リスクを考慮して、経済的耐用年数にあわせてリース期間を設定。陳腐化リスクを軽減し、常に最新鋭の機械設備を使用することが可能です。
資産のオフバランス化 一部中小企業においては、資産のオフバランス化が可能です。資産のオフバランス化により、B/S上の有利子負債の削減に繋がります。