日本型オペレーティングリース(JOL・JOLCO)

JOL(Japanese Operating Lease)

サービス概要 Summary

日本型オペレーティングリース(JOL・JOLCO)とは?

JOL(Japanese Operating Leaseの略)とは、一般的には航空会社・海運会社向けの航空機・船舶等のオペレーティングリース※1事業に、匿名組合契約を通じてご出資いただく法人限定の投資商品です。

JOLには、航空会社等賃借人に購入選択権が付与されている商品もあり、これをJOLCO(JOL with Call Option)と称することがあります。当社では“JOLCO”を取り扱っております。

※1 オペレーティングリースとは、当初定められたリース期間中のリース料により物件購入代金の全額またはその大部分の回収を予定していないリース取引で、リース物件の売却価格によっては投下資金を回収できない可能性(残価リスク)のある取引です

  航空機 船舶 コンテナボックス
対象物件 旅客機
貨物機
自動車輸送船
タンカー(原油除く)
ドライコンテナ
リーファーコンテナ
顧客 主要航空会社 主要海運会社 主要海運会社

JOLCOの仕組みについて

JOLCOの仕組み

  1. 営業者は特別目的会社としてリース事業を行い、投資家様からの出資金と金融機関からの借入金でリース物件を購入し、賃借人へリースします。
  2. リース期間中のリース料と、リース期間満了後のリース物件売却代金から、借入金返済と諸費用支払後の残余金が投資家様への出資金返戻と利益の分配に充当されます。
  3. リース事業の損益(営業者の損益)は出資持分に応じて、投資家様に分配されます。

※ 前記の通り、JOLCOの場合は、賃借人に購入選択権が付与されています。

JOLCOの投資メリット・投資効果 Merit

投資メリット 

  • リース事業の損益は、リース期間の前半が赤字、後半が黒字になります。
  • 投資家様は分配されるリース事業の損益を本業の決算と合算することで、利益を平準化することができます。但し、税務上の損失累計額には制限が設けられております。
  • 利益平準化により、留保資金が発生し、効率的な資金運用が可能となります。

投資効果

  • 投資家様は、営業者と匿名組合契約を締結し出資することによって、営業者から出資持分に応じて営業者の各決算期毎に分配される事業損益を、本業の決算に合算することができます。
  • リース事業における[収益]は賃借人からのリース料とリース終了後の物件売却代金、[費用]は物件の減価償却費と借入利息等となります。
  • リース料が定額であるのに対し、定率法による減価償却費及び固定約定の借入利息は時間の経過とともに逓減することから、営業者の収益と費用 は(1)のイメージ図のようになり、営業者から分配される事業損益(収益・費用の差額)は、リース期間の前半は赤字、後半は黒字になります。
  • 尚、営業者から分配される損益に対し、税務上、本業の課税所得に合算できる損金及び益金は(2)のイメージ図のようになり、投資家様はJOLCOへの出資により、利益を平準化することができます。

JOLCOのメリット

その他留意事項 Note

JOLCO投資の留意点

  • JOLCOへの匿名組合出資は、出資元本・利回りが保証されているものではありません。
  • 以下のようなリスクがあり、出資元本が毀損する可能性や当初出資した元本を超過する損失に伴う追加出資が発生する可能性があります。
信用リスク
  • 賃借人、連帯保証人、営業者もしくは営業者の親会社の倒産等により、出資元本が毀損することや追加出資が発生する可能性があります。
    リース物件の価格変動リスク
    • JOLCOでは、リース期間の後半に、賃借人は、予め定められた購入選択権行使額でリース物件を購入する権利を有しています。賃借人が購入選択権を行使した場合、賃借人によるリース物件の購入により、リース事業は購入選択権行使日をもって終了します。
    • 賃借人が購入選択権を行使しなかった場合、営業者は賃借人から返還されるリース物件を中古市場で売却することになります。売却先及び売却価格は確定しているものではなく、実際の売却価格は主に将来における当該リース物件の中古市場の動向によって変動するため、売却価格、売却方法、売却時期によっては出資元本が毀損する可能性や追加出資が発生する可能性があります。
    為替変動リスク
    • 円建てで出資を行い、外貨建てで現金が分配されるケースにおいて、分配された現金を円貨に換算する際、為替レートによっては出資元本が毀損することがあります。
    • リース料が外貨建ての場合、為替レートによっては損益分配額が当初の予定から変動することがあります。
    リース物件の損壊・滅失
    • リース物件が事故等により損壊・滅失したことによりリース契約の継続が困難になった場合、リースは中途解約となります。この場合、事業収支および損益が当初の予定のものと変動します。
    法令変更・税制変更リスク
    • 将来の法律・税制等の変更により、当初予定した投資効果を得られない可能性があります。
    投資家都合による中途解約及び地位譲渡の禁止
    • 投資家様の都合による中途解約及び地位の譲渡はできません。
    その他
    • JOLCOはクーリング・オフ規定が適用されません。
    • JOLCOは預金ではなく、預金保険の対象ではありません。
    • JOLCOは投資者保護基金の対象ではありません。
    • 上記のリスクは一般に考えられるリスクを記載したものであり、これら以外の予期せぬリスクが発生する可能性もあります。

    手数料

    • ご投資にあたっては、ご出資金額に加えて、当社が出資金を立替払いした日から投資家様がご出資金額をお支払いいただく日までの経過利息相当額をお支払いただきます。
    • お支払いいただくご出資金額には、各個別案件毎に定められたリース組成・維持管理手数料が含まれており、その他の費用等を間接的・直接的にご負担いただく場合もあります。

    金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第1516号